TOP > JISZ9015-1の使い方


(1)AQL指標型抜取検査のねらい
この抜取検査方式は、継続的にロットの検査を実施する場合、可能な限り品質の良い製品を低コストで
購入したい狙いがあります。



@購入者が検査のきびしさを調整する
JISZ9015-1の検査表では、品質の良い製品の供給者にはユルイ検査を適用し品質の悪い供給者には
キツイ検査を適用させるようにし、品質が悪いロットは極力合格させないようにしています。

ナミ検査の1回抜きとり方式
キツイ検査の1回抜きとり方式
ユルイ検査の1回抜きとり方式

A購入者が納入者を選択する
検査のきびしさを調整することで、購入者は各納入者の品質水準を把握することができ、品質の良い
納入者と、品質の悪い納入者をランク付けすることが出来ます。

(2)特徴
@ロングスパンでの品質保証
購入者は、この抜取検査表を長い期間で使用することでAQL(AcceptanceQualityLimit:合格品質水準)として
指定してある不良率または100個当たりの欠点数が保証されます。

A3種類の抜取検査方式
この抜取検査表には、1回抜取形式・2回抜取形式、多回抜取形式の3種類が用意されています。

Cロットの大きさとサンプルの大きさの関係が定まっている
この抜取検査表では、ロットの大きさと検査水準からサンプルの大きさが定まるようになっています。
検査水準は「通常検査」として検査水準T・検査水準U・検査水準Vの3種類があり、
「特別検査」として小サンプル用のS-1・S-2・S-3・S-4の4種類の特別検査水準があります。

サンプル(サイズ)文字

D不良率・欠点数の両方で使用可能
この抜取検査表は、不良率(%)及び100単位当たりの欠点数に使用出来るようになっています。
(ただし、AQLの値が10.0を超えるときは10単位当たりの欠点数だけにしか使用できません。)

E生産者危険(α)は一定ではない
この抜取検査表では、AQLのロットが合格となる割合(1-α)をロットの大きさによって変えてあります。
ロットが大きくなるほどサンプルの大きさも大きくすることで、品質の良いロットと悪いロットの判別
能力をアップさせる為です。

(3)適用範囲
この抜取検査表は、ロットの品質が不良率(%)または100単位当たりの欠点数で表される
計数抜取検査の場合に適用出来ます。
特に多数の納入者から連続的に多量の製品を購入する場合に効果が発揮されます。


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